大垣市・牧田地区(上石津)の土砂災害ハザードマップと、山を越えて監視を届けるドローンの役割
大垣市の土砂災害ハザードマップによると、上石津地域に属する牧田地区(烏頭坂・一色・上野・二又・山村・和田・乙坂など)には、土石流・急傾斜地の警戒区域が点在しています。指定避難所は旧牧田小学校、地区避難所は烏頭坂コミュニティセンターと定められています。
注目すべきは、緊急連絡先が大垣市街地とは異なる点です。消防は養老町消防本部・上石津分署、警察は養老警察署が管轄しており、大垣市役所とは別に「上石津地域事務所」が窓口として置かれています。これは、上石津地域が養老山地を挟んで大垣市街地から離れた場所にあることの表れでもあります。
平常時の監視の重要度
市街地から離れた山間集落では、行政職員や消防が現地に駆けつけるまでに時間がかかります。だからこそ、被害が発生してからではなく、斜面の変化が「まだ小さいうち」に気づける平常時の監視体制が、他地域以上に重要になります。
遠隔ドローンの設置という選択肢
現地に常駐する人員を増やすことが難しい山間地域では、警戒区域の斜面をドローンで定期的に自動巡回し、遠隔から状態を確認できる仕組みが有効です。市街地の拠点からでも、山を越えた先の集落の斜面を継続的に見守ることができ、駆けつけ時間のハンデを事前の異変察知でカバーできます。
山越えの飛行訓練
牧田地区のように、拠点となる市街地から山を一つ越えた先に監視対象があるケースでは、通常の近距離飛行とは異なる訓練・体制が必要です。尾根越えのルート設計、電波の届きにくい区間での中継、目視外飛行の許可取得など、山越え飛行には固有の課題があります。西濃ドローンでは、こうした山間部・飛び地的なエリアへの飛行を想定した訓練を重ね、上石津のような市街地から離れた地域でも監視飛行を届けられる体制づくりを進めています。
まとめ
牧田地区は、大垣市街地とは山を挟んで離れているという地理的な特徴そのものが、平常時監視の重要性を高めています。「駆けつけるまでの時間」を、「異変に気づくまでの時間」の短縮で補う手段として、ドローンの活用が力を発揮する地域です。
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