ドローンを飛ばせる場所ってどこ?許可は必要?

昨今話題のドローンですが、ホビードローンなどは価格も高くなく、手軽に買えるドローンがたくさん出てきました。購入したら早速飛ばしたい!空撮してみたい。でもどこで飛ばしていいのか、河川敷や広い公園など人がいないところなら問題ないのか、などわからないことが多いです。ここではドローンを飛ばしてはいけない場所、飛ばしてよい場所などについて解説していきます。

 

一般的に考えるドローンを飛ばす場所

ドローンを飛ばしたいと思った時に、一般的に思い浮かぶのが、河川敷・公園・海・山などです。結論を言いますと、これらの場所でも飛ばすことが難しいのが現状です。東京都の公園は条例によりドローン禁止となっています。山は私有地や国有林であることが多いので、許可をもらわないと難しいです。一番可能性があるのが河川敷やビーチなどですが、人口密集地域の河川敷や海であれば飛行禁止です。禁止区域以外でもドローン禁止と書いてある場所もありますので注意してください。心配な場合は自治体に確認しするのがいいでしょう。

 

ドローンを飛ばしてよい場所はどこか

このように、これらの場所が飛ばしてはいけない場所になっていないか、その所有者に許可をもらっているかを確認する必要があります。そこで、最も飛ばすのに最適な場所は、ドローンの練習場です。ドローンの練習場はお金を払って使わせてもらえる場所で、ドローンスクールが運営していることが多いです。ここであれば絶対にドローンを飛ばしてよい場所になりますので安心です。また、もう一つ安心な場所は室内です。法律の範囲外なので、ドローンを室内で飛ばすことに問題はありません。では、自分の家の庭や所有地であればいいのでは?と思う方もいるかもしれません。たとえ庭や所有地であっても、法律で禁止の地域に入っているとドローンは飛ばせません。

 

ドローンを飛ばしてはいけない場所

ここまでドローンを飛ばして良い場所、いけない場所についてご紹介してきましたが、では法律ではっきりと決まっているドローンを飛ばしてはいけない場所はどこでしょうか。

法律で決まっている、ドローンを飛ばしてはいけない場所は以下の場所以外の場所になります。

 

ドローンを飛ばしてはいけない場所 航空法

航空法によるドローンを飛ばしてはいけない区域

・150メートル以上の上空

あまり高い場所へ飛ばすと、落下した時に危険です。150メートル以上の上空を飛ばすことはできません。

・空港や空港周辺

飛行機の飛行に影響がある可能性があるため空港や空港周辺ではドローンを飛ばすことができません。

・DID地区と呼ばれる人口集中地区

首都圏などの人が密集している地域ではもし落下した時に危険なのでドローンを飛ばすことができません。

人口集中地区はアプリやサイトなどで確認することができます。

 

ドローンを飛ばしてはいけない場所 小型無人機等飛行禁止法

小型無人機等飛行禁止法によるドローンを飛ばしてはいけない区域

以下の場所の300mの範囲以外

国の重要な施設等・外国公館等・防衛関係施設・空港・原子力事務所

これらは航空法の範囲外でも飛行が禁止されています。

どれも飛行してはいけない場所だというのがなんとなくわかりますね。

 

ドローンを許可なく飛ばすとどうなるか

航空法に違反した場合は五十万円以下の罰金が課せられます。実際にドローンを飛行させて逮捕された事例がいくつかありますので、気をつけましょう。

 

ドローンを飛ばす許可が必要な場合の対応

ドローンを飛ばしてはいけない場所で飛行させるには、航空法での飛行禁止区域については国土交通省のドローン情報基盤システム<通称:DIPS2.0>で申請してしてください。

 

ではドローンはどこで飛ばせばよいのか

ではドローンはこれまでご説明してきた、飛ばしてはいけない場所、飛ばしてはいけないルールを守っていれば、どこでも飛ばしてよいのでしょうか。通常飛ばしたいと思うのは、河川敷・公園・海・山などだと思います。飛行禁止の区域外で飛行がOKな場所でも河川敷や海、山などの場合は土地の所有者がいます。個人所有者でない場合は地方自治体の許可が必要です。また、東京都内の公園は東京都で飛行禁止になっています。

 

まとめ

ここまでドローンで飛ばせる場所についてご紹介してきましたがいかがでしたか。ドローンを飛行させるのは都心に住んでいる人には難しいかもしれません。難しい場合は無理せずドローンの練習場を利用するのが一番安全です。楽しく利用してくださいね。